梅雨期控え水防訓練
府消防協会綾部市支部
川糸町の由良川左岸堤防で16日、府消防協会綾部市支部(支部長=西安榮樹・市消防団長)は梅雨の出水期を控え水防訓練を行った。
訓練には市消防団の団員ら約130人が参加。開会式で西安団長は「ゲリラ豪雨にも対応するため、しっかりと水防工法を習得してほしい」と訓示した。
本田文夫・市消防長はあいさつの中で、市内の火災発生状況について説明。昨年は4件で市制施行以来、最少となったのに対し、今年は住宅火災1件を含め6件が既に発生している。うち5件の原因がたき火だったことから、各地域で草焼きなどをしている人らに「団員のみなさんも声かけをして頂き、火災発生が1件でも減らせるように協力をお願いしたい」と述べた。
水防訓練では、土嚢(どのう)の作り方や土嚢が崩れにくいように積む工法のほか、水を入れたビニール袋を段ボール箱に納めたり、並べたプランターをビニールシートで覆う「簡易水防工法」の訓練も行われた。
また、午後からはポンプ車と小型動力ポンプの取り扱い方の研修会が開かれたほか、各分団に配備された救助資材に関する説明会も行われた。