2013.03.29pickup02

 2年目は収穫と交流の年に

市シルバー人材センターとサポステが研修会で意見交換

厚労省の「遊休農地・青少年健全育成事業」

シルバーとサポステが研修会

市シルバー人材センターとサポステの会員、スタッフらが集まって開かれた研修会(宮代町で)

 昨年4月から「遊休農地・青少年健全育成事業」に取り組んでいる市シルバー人材センター(松本哲郎理事長)と、あやべ若者サポートステーション(略称・サポステ、藤大慶センター長)は28日、宮代町の市民ホールで研修会を開いた。一年間の事業報告などをしたほか、集まった約20人の会員やスタッフらが意見交換をした。

 この事業は、厚生労働省から委託されたもので、シニアとの世代間交流を通じて若者の社会的自立支援を促進させるのが狙い。今年度は、山家地区の上原と下原両町、口上林地区の武吉町にある遊休農地延べ46㌃でヨモギの栽培や加工などの体験をした。

 一年間の事業報告をしたサポステのスタッフは成果や課題とともに、「人との触れあいが楽しかった」「年配の方々が生き生きとしていた」「褒められると嬉(うれ)しい」といった参加者の声を紹介。次年度に向けては、シルバー人材センターの会員が講師になったカルチャースクールの開設なども提案した。

 シルバー人材センターは、次年度も遊休農地でヨモギを植え付けるほか、サツマイモやカボチャなどを新たに栽培していく計画を発表し、「2年目は収穫と交流の年にしたい」と意気込みを示した。

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