作品展「記憶と憧れの組曲」
西町の「きりん舎」で31日まで
本社後援
知的障害者の作品を専門に取り扱う西町2丁目のギャラリー「きりん舎」(塩見篤史さん・節代さん夫妻経営)で31日まで、大阪市阿倍野区にある特定非営利活動法人「コーナス」の仲間たちの作品展「記憶と憧れの組曲」(あやべ市民新聞社など後援)が開かれている。
塩見さん夫婦は、正規の美術教育を受けていない人たちが自発的に生み出すアート「アール・ブリュット」にひかれている。
作品展第3弾の今回は、アトリエ・コーナスで創作活動をしている植野康幸さんと西岡弘治さん、大川誠さん、中村大輝さんの4人が制作した絵画やフエルト製の人形など計約60点を展示している。
女性のファッションに強い関心を持つ植野さんは、アクリル絵の具を使って様々な服装の女性をカラフルな色遣いで表現している。
ピアノの楽譜を模写した作品5点を出品している西岡さんの絵の中には、縦1㍍、横1・5㍍の大作もある。大川さんは原羊毛で作ったフエルト人形と絵を出品、色鉛筆を用いた中村さんの絵画の中には、多くの人の顔を描いたものもある。
開館時間は午前11時から午後5時まで。木曜休館。電話42・0277。