地域福祉の実践者が交流
社協職員ら600人参加
「於与岐みせん」など活動報告
里町の府中丹文化会館と市中央公民館で2日、「きょうと地域福祉活動実践交流会IN綾部」(同交流会実行委員会主催)があった。住民主体の福祉活動について学び合う場をと初めて開催したもので、参加者は各地の事例に耳を傾けた。
この日は、府内にある社会福祉協議会の役職員や行政職員ら約600人が参加。会場では4つの分科会に分かれ、各地で実践的に活動しているNPO法人などが活動内容を報告した。
各分科会での報告者のうち、綾部からは於与岐町のNPO法人・於与岐みせん(上野司理事長)と、同町の野瀬井喜和子さんが参加した。
於与岐みせんは、過疎地有償運送事業として「みせんバス」の活動内容と併せて、今年1月に国交省から過疎地有償運送「運転者講習」の認定を受けたことを報告。「今後、運転者を確保する上で前進した」ことが述べられた。
更に上野理事長は「バス事業がこれから10年、20年と続くことを期待し、また続けていくことをみなさんの前で誓いたい」と力強く語った。
野瀬井さんは、住民が力を合わせてJAの連絡所跡に日用品などを販売する「ふれあい弥仙の里」の運営について報告した。課題もあるものの、地域住民の交流の場にもなっていることなどが説明された。