2013.02.27pickup01

「綾部には里山の魅力が十分」

綾部で「里山フォーラム」開く

里山フォーラム

近畿一円から参加があった「里山フォーラム2013」(鍜治屋町で)

 鍛治屋町の市里山交流研修センターで25と26の両日、「里山フォーラム2013」(同フォーラム実行委員会など主催)が開催された。会場には、各地で活動する団体や個人がそれぞれの分野と立場を越えて集まり、「里山」に関する課題や未来像などについて語り合った。

 同フォーラムは今年で9回目。綾部では好評だった昨年に続いての開催となる。この日は、里山の保全活動などをするNPO法人の関係者ら56人が福井県も含めて近畿一円から参加した。

 25日は、京都大学大学院地球環境学堂准教授の深町加津枝さんが「里山としての綾部の魅力」と題して講演した。深町さんは初めに、位田町の位田橋から見る由良川や「水源の里」の風景を写真で紹介し、「心に残る風景があることが里山の魅力」と述べた。

 更には、「多くの人がかかわっていける集落や風景が多く残っているほど魅力ある里山になる。綾部はそういった所が十分ある」と指摘。綾部の特長として由良川を中心に、水田や用水路、ため池といった水辺の環境が良好に保たれていることも挙げた。

 この日、参加者たちは鍛治屋町内を散策しながら、地元の自然や文化などについてふれた。このほか、睦寄町の古屋自治会で自治会長を務める渡邉重和さんらによる講演もあった。

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