原発の避難計画について考え合おう
宇宙と農とわたし・丹波の会
綾部で講演会と座談会
「ど~なん? 避難計画30㌔」と題した講演会が16日、並松町の熊野新宮会館で開かれ、原発事故が発生した場合、原発から半径30㌔圏内を住民避難の区域にする国の指針などを基にしながら、参加者たちは原発問題について考え合った。
市民グループ「宇宙と農とわたし・丹波の会」が主催した講演会は、午前10時と午後2時からの2回行われた。2回とも「おおい原発止めよう裁判の会」事務局長の島田清子さんと、グリーンアクション代表のアイリーン・美緒子・スミスさんが講演した。
午後の部の講演のあと、同会が2月4日に避難計画の見直しに関して申し入れた綾部市からの回答の要旨をメンバーが報告。座談会では、福島第一原発事故で福島県南相馬市から綾部市へ避難してきた井上美和子さんが実体験を基にペット問題について話すなど、参加者は意見や疑問を出し合った。