庶民同士の心と心の交流を!
市日中友好協会 3回目の交流会
40周年記念し6月に式典
市日本中国友好協会(松本哲郎会長)は17日、宮代町の市宮代コミュニティセンターで「日中友好交流会」を開いた。日本人と中国人合わせ27人の参加者たちはカラオケなどを通じて親睦(しんぼく)を深めた。
現在、尖閣諸島をめぐって日中関係が悪化しているが、「こんな時こそ、庶民同士の心と心の交流が大切」と昨年に続いて企画したもので、今回で3回目となる。
今年、参加した中国人は綾部市内の企業で研修を受けている男性や、日本人と結婚して市内に住む女性ら10人。それぞれ簡単な自己紹介をしたあとの歓談では、「日本人は親切」「道路や電車の車内がとてもきれい」「自然が美しい」といった日本の印象を語っていた。
今回、初めて企画されたカラオケは盛り上がった。また、小西町在住の陳曼麗さんの二胡(にこ)演奏では、陳さんの生徒らが兵庫県朝来市から駆け付け、琴との合奏を披露した。
最後は全員が輪になって手をつなぎ、日本語と中国語で「北国の春」を歌って交流会を締めくくった。
今月10日に創立40周年を迎えた同協会は、6月2日に味方町の「京 綾部ホテル」で記念式典を行う。ペットボトル緑茶の「綾鷹」で知られる上林春松氏の講演などを予定している。