市長が八田中で〝授業〟
3年生対象の「ふるさと講座」で
山崎善也市長が11日、梅迫町の八田中学校(出野健資校長)を訪れ、3年生18人に「将来の夢」を実現させるために、やるべきことなどについてアドバイスした。
この〝出前授業〟は、市長に就任した3年前から市内6中学校の3年生を対象に毎年行われている「ふるさと講座」。今年度は八田中が1番目となった。
山崎市長は、パキスタンで女性の教育を受ける権利を主張した14歳の少女が狙撃される事件が発生したことも挙げながら、世界での生徒たちと同年代の青少年らの様子を説明。「日本での『自由』を、当たり前のことだと思わないでほしい」と述べた。
また、将来の進路を実現させるためには、「気合いや根性だけでは駄目。今何をすればいいのか、どんな準備が必要かといったことを考え、計画を立てて取り組むことが大切」と強調。
山崎市長は、東八田と西八田両地区の自治会ごとの高齢者率の推移も含め、綾部市の現状について話したあと、「古里を離れたみなさんが、再び戻って来れる町にしたい」と語った。
この講座は今月15日に何北、21日に豊里、22日に上林、24日に東綾、3月上旬に綾部の各校で予定されている。