水車小屋の棟上がる
奥上林地域振興協議会
完成は3月、竣工式は4月
奥上林地域振興協議会(会長=橋本正巳・同地区自治会連合会長)が睦寄町の二王公園内で建設を進めている水車小屋の上棟式が25日、橋本会長を始め同協議会を構成する15自治会の代表、行政、工事関係者ら10人余りが参列して行われた。
同協議会では奥上林地域に観光客の入り込みを増やす目的で、水車小屋の再現と国宝・二王門周辺の景観整備の事業に取り組んでいる。
水車小屋の建設工事は10月中旬に地鎮祭をして始まった。工事は地元の渡辺工務店と渋谷工務が担当し、面積約13平方㍍の木造の小屋の骨組みと直径4㍍の水車を据え付ける部分もコンクリートで造られている。水車小屋は来年3月に完成予定。
また、二王門周辺の景観整備に関しては、11月20日に同町の光明寺の駐車場脇にアジサイとソメイヨシノの苗木を植栽した。
これらの竣工式(しゅんこうしき)は君尾山大祭が行われる4月18日に予定されている。更に25年度には睦寄と故屋岡、老富の3町内に観光案内板を設置する。
水車小屋建設と景観整備の事業は当初と一部計画変更があり、事業費は約366万円。同協議会では府の「共に育む『命の里』事業」と市の「いきいき地域づくり事業」の補助金を活用して進めている。