2012.12.28pickup02

放射性物資に関し給食従事者ら研修

府が「食の安全」講演会

研修

中丹地域の給食従事者らを対象に行われた講演会・意見交換会(里町で)

府は26日、里町の市中央公民館で中丹地域の給食従事者ら約100人を対象に、「食品の放射性物質に関する講演会・意見交換会」を開いた。福島第一原発事故を受けて食の安全が大きな課題となっている中、放射性物質に関する知識をより高め、今後の業務に生かしてもらうのが狙い。

今回の講師は、消費者庁消費者安全課企画官の金田直樹さんが務めた。同庁がまとめている冊子「食品と放射能Q&A」を基に、食品中の放射性セシウムの新基準値や出荷制限の仕組みなどについて説明した。

このほか、「福島の事故のように山や川、谷、海に放射性物質が放出され、農産物や海産物が汚染された例は全世界にない。普通に流通している食品からもう放射性物質が出なくなったから大丈夫だと安心してはだめ。今後も検査を続け、万一、高い値が出た場合は機敏に出荷制限をかける取り組みが必要だ」と語った。

最後に府は、「府では年間、農林水産物400品目、流通している一般食品300品を検査している。この結果は随時、府のホームページで公開している」と説明した。

 

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