老富町住民が発送作業
「ふるさと産品」 特別市民へ
老富町の老富会館で20日、あやべ特別市民に送る「ふるさと産品」の発送作業が「水源の里」の住民らによって行われた=写真。特別市民の会員数は昨年より約300人増え、産品の一つである「とち餅」作りなどの準備が大変だったが、住民たちは生き生きと作業をした。
作業をしたのは同町栃と大唐内、市茅野の3集落でつくる住民グループ「水源の里・老富」(西田昌一代表)で、今年で3回目。市外に住む人を対象とした特別市民の会員数は年々増えており、19日現在で1603人に達している。
住民たちにとって発送作業までの準備が大変だ。16日には「とち餅」に使う糯米(もちごめ)300㌔を洗い、17~19日の3日間で餅つきや丸める作業、パック詰めなどを朝から夕方まで行った。とち餅は昨年より約130個多い8015個を作った。トチの実は睦寄町の古屋自治会から分けてもらっており、「水源の里」内での連携も見られる。
西田代表は「全国からお礼の手紙や注文も頂けることで励みになっています。餅を作る量が増えて大変でしたが、世間話をしながらみんな生き生きとした表情で作業をしていました」と話していた。
今年の産品は、とち餅▽小畑みそ▽万願寺とうがらし佃煮▽梅ジャム▽山椒せんべい―の5品が送られた。