近畿コミュニティ放送賞でエフエムあやべが2部門で最優秀賞獲得
水源の里やサポステの特番で
CM部門でも優秀賞に輝く
西町1丁目のコミュニティFM放送局「エフエムあやべ」(愛称・FMいかる、井関悟社長)が制作した番組が、JCBA(日本コミュニティ放送協議会)の近畿コミュニティ放送賞のうち2部門で最優秀賞を受賞した。
同賞はJCBA加盟の近畿地方のコミュニティ放送局27局が主催するコンテストで、特別番組部門、放送活動部門、CM部門、情報・教養番組部門、娯楽番組部門の5部門に分かれている。
FMいかるは「水源の里特別番組VOL2『槌(つち)音が響く水源の里』」で特別番組部門最優秀賞、「ラジオ放送による青少年のひきこもり支援活動」で放送活動部門最優秀賞、「ナイスショット8時時報(つぶやき編)」でCM部門優秀賞を受けた。
「水源の里特別番組VOL2『槌音が響く水源の里』」は深刻な過疎高齢化に悩む水源の里を取り上げたシリーズの2回目で、映像取材もし、ラジオだけでなくインターネット放送も行った。
審査員からは「取材に多くの時間をかけた内容の濃い番組」「放送を通じて元気になっていく村の時間の流れを番組に感じた」など好評価を得た。
「ラジオ放送による青少年のひきこもり支援活動」はあやべ若者サポートステーションと連携をとった番組「最初のひと声」が対象。ひきこもりやニートの若者の中にはラジオが唯一の社会とのつながりという人も少なくなく、FMいかるでは、これらの若者に番組を用意。話したい人に話せる場を用意した。
審査員からは「必要だが、取り組みにくいテーマに果敢に挑戦している」「ラジオという特性を生かし、声だけという重要性を見抜いた取り組み」などの評価を得た。
井関社長は「番組が評価されたこともうれしいが、受賞したことにより、水源の里の人たちやひきこもりの若者たちなど番組にかかわったすべての人が元気になって下されば何よりです」と話している。