イスラエル駐日公使が来綾
「平和の象徴」オリーブ植樹
日本との外交60周年記念で
日本とイスラエルの外交関係樹立60周年の記念事業として30日午前、駐日イスラエル大使館のペレグ・レヴィ公使や山崎善也市長らが里町の府中丹文化会館前にオリーブの木を植樹した。
これまでの綾部市とイスラエルとの主な関係を見てみると―。平成2年11月に市制施行40周年記念事業として開催された「世界連邦綾部大会」にイスラエルの特使が出席。12年2月にはエルサレム市と綾部市との友好都市宣言の署名式が綾部市内で行われた。
同年4月には、エルサレム市で開催された第20回「世界市長会議」に当時の四方八洲男市長が出席。20年1月には、世界連邦宣言自治体全国協議会の中東訪問団の団長として四方市長がイスラエルを訪れている。
また、15年にはイスラエルとパレスチナの青少年らを日本に招いて交流する「中東和平プロジェクト」が、綾部市で初めて取り組まれた。同プロジェクトは22年7月にも綾部市で行われている。
この間の経過を踏まえ、60周年記念事業としてイスラエル大使館から綾部市にオリーブの木が寄贈されることになった。オリーブは「平和の象徴」とされ、国連旗やイスラエルの国章にもデザインされている。
30日午前11時から始まった植樹式には、関係者ら約20人が出席。銘標の除幕に続き、スコップを手に土入れが行われた。