市立病院の増築費も 12月市会上程議案
市は27日に開会する12月定例市会に、総額3億8052万9千円の平成24年度補正予算案9件と条例制定・改正案12件、専決処分事項1件の計22件の議案を上程する。
予算関係のうち、病院事業会計では市立病院(青野町)の第4次整備に伴う事業費として2億600万円を計上。今回の整備では西館南側に鉄骨5階建て、延べ約1850平方㍍の建物を増築する。
計画によると、増築棟の1階には、東館にあるリハビリテーション室を移転。2階では医療材料管理室を拡張、3~5階に個室6室などを新設する。現在、3室ある2人部屋を廃止するため、同病院の総病床数206床は変わらない。総事業費は約7億8千万円で、完成は26年度中の予定。
一般会計の補正額は1億7049万3千円。主な事業では、十倉名畑町のいこいの村の特別養護老人ホームを改修する京都聴覚言語障害者福祉協会に9500万円、茶園に被覆棚を整備する市茶生産組合連合会に530万円を補助する。
また、当初予算で720万円を計上していた住宅用太陽光発電システム設置補助事業で、11月20日までの申請数が64件となり、予算額近くまでに達したため、40件分(420万円)を追加する。
市議会の議会運営委員会は20日、12月定例会の会期を12月17日までの21日間にすることを決めた。当初、一般質問は12月4日から3日間を予定していたが、4日が総選挙の公示日と重なるため、5~7日にした。