市資料館 開館20周年記念
6日から特別展「王者の証し」
横穴式石室の副葬品を展示
「王者の証し」と題した特別展示が、6日から里町の市資料館で始まる。同資料館の開館20周年記念となる今回の特別展示でスポットが当てられるのは、横穴式石室墳。綾部市内の古墳から出土した副葬品を始め、奈良県斑鳩町にある藤ノ木古墳から出土した金銅製の冠(かんむり)と履(くつ)の復元品も展示される。初日は同資料館隣の市中央公民館で、記念講演会(入場無料)も行われる。
今回の特別展示は、市内外で出土した副葬品の展示と合わせて横穴式石室墳について紹介しながら、古墳時代後期の綾部にタイムスリップしてもらうおうと企画された。
6日の記念講演会は午後1時半から。奈良県立橿原考古学研究所の総括研究員、卜部行弘さんが「奈良藤ノ木古墳の王者を語る」を演題に話をする。また、市教委社会教育課の文化財担当長、三好博喜さんが綾部市内の横穴式石室について解説する。
特別展示は11月25日まで。開催時間は午前9時~午後5時。入場料は200円で、中学生以下は無料。展示期間中の10月20日と11月25日には展示物の一つ、京丹後市の湯舟坂2号墳から出土した太刀(復元品)を触ることができる。
※記事を抜粋。全文は本紙で。