2012.08.03pickup01

災害発生時の対応 迅速に

災害ボランティアセンター

市福祉ホールに常設化

災害ボランティアセンター

「災害ボランティアセンター」の福山代表(川糸町で)

綾部市にも「災害ボランティアセンター」(代表=福山保孝・市社会福祉協議会会長)が常設されることとなり1日、川糸町の市福祉ホールで事務局の開所式が行われた。常設化によって災害時に人や資金、資材、情報を効率よく活用するとともに、センター立ち上げの手続きなどが省けることから、迅速な対応を図るのが狙い。

綾部市には、これまで市や市社協などでつくる「市災害ボランティアセンター連絡会」があった。この間、研修会の開催などのほか、災害発生時には兵庫県佐用町や宮城県山元町に災害ボランティアを派遣した。

今回、常設化した同センターには、市と市社協、市民生児童委員協議会、市自主防災組織等ネットワーク会議、綾部地区自治会連合会自主防災本部、あやべボランティア総合センター、綾部ローターアクトクラブ、府中丹東保健所、綾部青年会議所、日赤綾部地区奉仕団、エフエムあやべの11団体が参画。運営は事務局を置く市社協が中心となる。

活動は平常時、ボランティアの育成や災害に備えた訓練などを行う。災害発生時は、災害ボランティアの受け入れ窓口となり、派遣するボランティアを通じて被災者の生活復旧を支援する。

同センターでは22日午後1時半から、西町1丁目のI・Tビルで講演会を開く。当日は、府災害ボランティアセンターの高桑鉄則副代表が「今、なぜ災害ボランティアセンターの常設化が求められるのか」をテーマに話す。入場無料。問い合わせは市社協(電話43・2881)へ。

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