農業に役立つ紐の結び方は…
里山ねっと「米作り塾」の講座で
NPO法人里山ねっと・あやべ主催の「農業のための紐(ひも)の結び方教室」が22日、鍛治屋町の市里山交流研修センターであり、10人の参加者たちが「本結び」などの方法を学んだ。
同教室は今年5月に始まった「あやべ里山米作り塾」の3回目の講座。今回の参加者は京都や大阪のほか、「お母さんに勧められた」という鍛治屋町に住む中学2年生の女子生徒もいた。
講師の藤野均さんは参加者一人ひとりに紐と細い竹を手渡し、「ひばり結び」や「ひと結び」などの方法を指導。ちょうちょ結びの変形で片方に羽の形ができる「片ちょうちょ結び」に関しては、「ちょうちょ結びよりほどけにくいので、農作業には片ちょうちょ結びの方がよい」とした。
参加した女性の一人は「知っている結び方もあるが、普段その結び方をすることがないので忘れていました」と話していた。
参加者たちは午後には鍛治屋町の田んぼに足を運んで田に水を供給する「水番」の仕事について学んだほか、紐の結び方の実技として稲木作りに取り組んだ。