山家城と城下町の歴史は?
東綾中1年生が地域学習
東山町の公民館で12日、東綾中学校(岡田利行校長)の1年生12人が「山家城とその城下町」をテーマにした授業を受け、地域の歴史に関心を深めた。
この日、公民館には「山家歴史の会」(有道大作会長)が復元した年代別の数種類の山家城下町の絵図が張り出された。講師は、復元作業にかかわった綾部史談会副会長の川端二三三郎さんが務めた。
川端さんは、由良川と上林川の合流地点で京都と田辺藩(現舞鶴市)を結ぶ街道の要所だった山家に城が設けられた歴史について説明した。
また、川端さんは宿場町として栄えた山家の城下町の特異性や山家藩主だった谷氏の人物像などについて解説しながら、「山家には、自慢できる歴史や遺産がある」と生徒たちに語りかけた。
授業のあと、生徒からは「東山町について知っているつもりだったが今日、初めて知ることが多かった。他の地域の歴史についても知りたい」という声もあった。