綾部出身のアニメーター 門智昭さん(45)招き
綾部小でアニメの〝課外授業〟
「黒子のバスケ」や「はなかっぱ」「バクマン」といった現在放映中の人気テレビアニメの制作に携わっている綾部出身のアニメーター、門智昭さん(45)による〝課外授業〟がこのほど、上野町の綾部小学校(大槻富美雄校長)で行われた。
位田町岡倉出身の門さんは豊里東小学校、豊里中学校、綾部高校を卒業後、東京の専門学校に進み、アニメーションの仕事に就いた。
現在は、原画や動画に描かれたキャラクターの顔などを統一したものに修正する作画監督の仕事を主にしている。門さんが作画監督した作品の中には「機動戦士ガンダム第08MS小隊」もある。
この日、門さんは5年生たちに対し、「綾部で生まれ、育ったことをいつまでも大切にしてほしい」と冒頭で述べたあと、「命がないものに命を吹き込む」アニメーターを志した理由や、アニメの制作現場の様子、仕事での喜びなどを説明。
アニメーターの仕事は精神的、肉体的に厳しく、長年続けることが難しい中、門さんは「子どもの頃の綾部での経験が今、頑張れる基になっている。『楽(らく)しよう』と物事から逃げてはダメだ。今やっている勉強も将来、決して無駄にならない」と強調した。
※記事を抜粋。全文は本紙で。