「森を守る」は命を守ること
市興農会議が綾部小で授業
市内の農林業関係機関でつくる市興農会議(議長=山崎善也市長)のメンバーが講師となり、「森林」をテーマにした授業が19日、上野町の綾部小学校(大槻富美雄校長)で4年生を対象に行われた。
綾部の農林業振興を目的とした同会議の活動の一つに森林教育の支援がある。担当しているプロジェクトチームが、市内の小中学校に出張授業をPRしたところ、同校と上林中学校から依頼があった。
今回、綾部小へは府職員の小川享さんが訪れ、4年生たちは2班に分かれ、「森林の働き」について授業を受けた。
小川さんはパソコンとプロジェクターを使って、森の働きには「空気をきれいにする」「土を守る」「水を守る」などがあることを説明した。森があるから動植物の生態系が保たれているとし、「森を守ることが、私たちの暮らしや命を守ることにつながる」と話した。
上林中での授業は来年1月に予定されている。