不審者に登下校時に声をかけられたら…
上林小で防犯教室
「見知らぬ人から下校時に声をかけられたら、どうする?」。八津合町の上林小学校(平尾俊美校長、41人)の全校児童が10日、綾部署員らを招いての「防犯教室」で、「声かけ事例」への対処を実地で学んだ。
同校ではこれまで、様々な形で各種訓練を行ってきたが、今回は初めて、体育館内を通学路に見立てて「登下校中に不審者に声をかけられた」ことを想定した訓練を実践した。
実際の下校班ごとに集合した児童たちは、「知らない人に声をかけられた時、本当に困っている人なのか、怖い人なのか自分で考えて行動する」ことの大切さを聴いたあと、体育館を1周。その間に署員が扮する「不審者」が現れ、児童らを車に乗せようとした。
子どもたちは必死で抵抗し、防犯ブザーを鳴らしたり、途中に設けられた仮設の「交番」や「110番の家」に駆け込んだりした。その後の講評では「逃げる時は全員一緒に逃げる」「もっと大きな声を出す」などのアドバイスを受けていた。