まるで〝野鳥の博物館〟
寺町の四方義宏さん
バードカービング作品展
木を使った鳥の彫刻「バードカービング」を趣味とする寺町の四方義宏さん(69)の作品展が3日から5日まで、綾中町のアスパBホールで催された。
四方さんはバードカービングを始めて18年。自宅には様々な種類の鳥の作品を120点ほど保有している。自作の「イカル」をあやべ観光案内所やFMいかるに寄贈したこともある。
作品作りは図鑑や写真を見て描いた設計図を基に、材料の木をナイフと彫刻刀で削り、最後にアクリル絵の具で色付けして仕上げる。色の表現が最も難しいそうだ。
今回の作品展には主に小型の鳥60種類、88点を出品した。綾部ではなかなか見れないという渡り鳥の「ノゴマ」や「ヒレンジャク」「キレンジャク」の作品もあった。
春夏秋冬の季節や「水辺」のコーナーに分けて作品が飾られた会場はまさに「野鳥の博物館」。来場者の中には「鳥が今にも飛び立ちそう」と作品のリアルさを話す人もいた。