「自らの進む道を自らの足で」
6中学校で卒業式 豊里中では32人が巣立つ
15日は市内の6中学校で一斉に平成23年度卒業式が行われ、計329人が中学校生活にピリオドを打った。このうち豊里町の豊里中学校(竹林敦史校長)では32人の卒業生が先生や後輩らに別れを告げた。
式辞で竹林校長は東日本大震災が発生した際、率先して募金活動に励んだ3年生たちの思いやりと行動をたたえながら、「夢を持って、夢に向かって努力して下さい」とはなむけの言葉を贈った。
在校生代表の野村凪沙さん(2年)の送辞を受けて、答辞に立った卒業生代表の大槻佳奈子さんは、「今日この時から、共に過ごした仲間とも別れ、自らの進む道を自らの足で歩んでいきます」と新たな一歩を踏み出す決意を語った。
卒業生たちが「巣立ちの歌」の合唱を体育館に響かせた時は、涙をぬぐいながら歌う卒業生もいた。