2012.02.17pickup01

18日中心に「厄神さん」

綾部や上谷、高津などで

18日中心に「厄神さん」

綾部厄除祭でお守りを買い求める参拝者(昨年2月、上野町で)

2月18日を中心にしたこの時期、市内の神社の中には「厄神さん」の神事を行う所がある。厄除(やくよ)け祈祷(きとう)を始め、還暦の「年祝い」を兼ねた神事など、神社によって風習も様々だ。

上野町の若宮神社(四方義規宮司)内にある厄除神社の「綾部厄除祭」の宵宮は17日午後1時から同9時まで、本宮は18日午前7時から午後9時まで。

両日とも巫女(みこ)らによってお守りやお札、守り矢などが販売されるほか、特別祈祷もある。18日午前9時からは神事も執り行われる。

綾部厄除祭の協賛行事として西町アイタウンおかみさん会は18日午前10時から、西町アイタウンのポケットパークでぜんざいの無料接待をする。

18日には下八田町の上谷厄神神社(四方充宮司)でも「厄神さん」がある。300年以上の歴史があるという同神社の厄神大祭では、午前8時から「厄除特別祈願」を受け付け、祈祷は同10時から午後3時までの時間帯で行われる。

また、並松町の熊野新宮神社(出口孝樹宮司)の「厄神大祭」は18日午前10時から、総代ら関係者が参列して執り行われる。

高津町の高津八幡宮(塩見有紀宮司)内の高良神社の「厄神祭」は19日。午前9時から、数え年が42歳の「初老」と60歳の「還暦」の高津町住民の男性たちが祈祷を受ける。

同10時からは一般の厄除けの祈祷が行われ、その際、「初老」と「還暦」の人たちから参拝者に紅白の饅頭(まんじゅう)が配られる。これは「厄をまいて祓(はら)う」という習わしで、饅頭を受けた人は縁起ごとに変わると伝えられている。

「初老」と「還暦」の人たちは、同八幡宮と高津町自治会に記念品を寄贈する慣習もある。これまで同八幡宮には鈴尾や社殿の大幕、拝殿のふすまなどが奉納されている。

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