ニューツーリズムの推進も
府の新年度当初予算案 中丹関係分
府は7日、平成24年度の当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比0・8%増の8945億4900万円で、過去最大規模となる積極型の予算を組んだ。特別会計と企業会計を合わせた総額は、1兆1619億4600万円。予算案は13日開会予定の府議会2月定例会に提案される。
綾部に関係するものとして、中丹広域振興局独自の地域振興計画推進費は1760万円を計上。5つの新規事業を含めて14事業に取り組む。
主な新規事業をみると、都市から観光客を誘導する「中丹ニューツーリズム推進事業費」に100万円を計上。農家民宿の開設拡大や全国規模のスポーツ大会・合宿誘致を推進する。昨秋の自転車イベント「由良川サイクルラリー~ゆラリー~」は新年度、農家民宿での宿泊をセットにしたコースなどを設けて充実させる。
「ローカルに行こう推進事業費」には60万円。U・Iターン希望者を対象にしたシンポジウムの開催などを予定している。
「中丹元気な子ども育成・国文祭リターンズ事業費」は250万円を計上。今秋、国文祭リターンズ事業として国文祭参加団体による発表会などの事業を計画している。