特別市民に「ふるさと産品」
老富町の住民が発送作業
老富町の老富会館で20日、あやべ特別市民に送る「ふるさと産品」の発送作業が行われた。作業に励んだのは、栃と大唐内(おがらち)、市茅野(いちがや)の3集落でつくる住民グループ「水源の里・老富」(西田昌一代表)で、手作りの「古里の味」が全国へ送られた。
「水源の里・老富」は昨年に続いて2回目の作業で、この日は11人が参加。市の職員らも加わり、午前8時から箱詰めなどの作業に追われた。
特産品は、とち餅▽万願寺甘唐みそ▽白大豆もろみ▽あやぼうろ▽本醸造醤油(しょうゆ)▽京・綾部名水水源の里―の6品。
このうち、とち餅は水源の里・老富の女性部が製造したもので、今年は昨年より380個多い7884個を作った。餅を丸める設備が新しく入ったため、作業はずいぶん楽だったという。
あやべ特別市民の会員数は44都道府県の1317人(12月19日現在)で年々、増加傾向にある。中には綾部在住者が会費を払い、市外の親戚(しんせき)などへの贈答品として「ふるさと産品」を利用しているケースもある。
西田代表は、「まごころ込めて作られた綾部の特産品を市外の方に味わってもらえるのは、うれしい」と話していた。