障害者が安心して暮らせる町に
任意団体「AKN48」発足
障害者が安心して暮らせる地域づくりを目指し、障害者とその家族、福祉事業所の職員有志などでつくる団体「AKN48」がこのほど、発足。1回目の「つどい」が青野町の市保健福祉センターで開かれた。
障害がある子どもを持つ親の中には、自分自身の高齢化に伴い、子どもの将来に不安を抱いている人も少なくない。障害者が一定の支援を受けながら、地域で生活できるよう、グループホームやケアホームの整備を望む声が高まっている。
現在、綾部市内には障害者が暮らせるグループホームが3カ所あるが、他市と比べて少ないという。
そこで、現在の悩みや将来への不安などについて自由に話し合い、意見を集約しながら、様々な活動を進めていくことを目的に同団体が発足した。団体名のAKNは、「綾部・居住・ネット」の略。
1回目の「つどい」には約50人が出席。社会福祉法人・よさのうみ福祉会の「ホームすみれ」の管理者、岩崎圭史さんが「障害者の暮らしの場」について講演をしたあと、出席者たちは意見交換した。
また、代表に就任した仲野冨三子さんは、「障害があっても綾部で幸せに暮らしていくために、みんなで考えていきたい」とあいさつした。