被災地の社協職員が講演
第36回「市社会福祉大会」
福祉の分野での功労者表彰も
第36回「市社会福祉大会」(市・市社協主催)が15日、西町1丁目のI・Tビルで開かれた。
地域福祉への関心と理解を深め、誰もが心豊かに生きがいを持って暮らせる地域づくりを進めることなどを目的にした同大会は、隔年で開催されている。
山崎善也市長と福山保孝・市社協会長のあいさつに続き、福祉の各種分野で功労があった個人・団体の表彰が行われた。来賓の祝辞のあと、大会決議が採択された。
休憩後、宮城県山元町の社会福祉協議会総務係長の佐藤広幸さんが「東日本大震災における災害ボランティア活動」をテーマに講演した。被災地である同町には綾部市内からも災害ボランティアらが訪れ、復興に向けた支援活動を行った。
佐藤さんは、大津波などによって2211棟が全壊し、614人が亡くなるなど、同町の被災状況を説明するとともに、震災発生時に同町の高台にある病院4階から撮影したビデオを上映。
大津波が次々と押し寄せ、防風林をなぎ倒しながら町を飲み込んでいく映像を出席者たちは真剣な表情で見入っていた。
(市長表彰と市社協会長表彰の受賞者は後日掲載予定)