「峠」を再考し地域づくりを
綾部里山交流大学 フォーラム開く
かつて「峠」が果たしてきた歴史的意義を再考しながら、今後の地域づくりを考える「あやべ峠フォーラム」が12日、鍛治屋町の市里山交流研修センター・幸喜山荘で開かれた。
綾部里山交流大学「里山学科」の特別企画として催された同フォーラムには約20人が参加。基調講演では郷土史家の川端二三三郎さん=十倉志茂町=が「峠は村と村を結ぶ接点。そこには民話も生まれた」などと、市内にある峠の歴史について解説した。
パネルディスカッションでは川端さんのほか、酒井聖義さん(老富町)▽渡邉和重さん(睦寄町)▽有道大作さん(東山町)▽倉橋喜八さん(仁和町)▽村上正さん(小畑町)▽東田重徳さん(福知山市山野口)―の6人が各地にある峠の歴史や現状などについて報告した。
また、翌13日は小畑町から「金谷峠」を越え、福知山市側にある烏ケ岳(標高537㍍)の山頂を目指す登山会が行われ、6歳の幼児を含めた35人が参加した。