最終講座でセッション実践
音楽ボランティア養成講座の受講者
8月22日から4回シリーズで行われた「音楽ボランティア養成講座」の最終講座が5日、川糸町の市福祉ホールで開かれ、受講者たちは音楽療法セッションを実践した。
同講座は、音楽療法の基礎を学び、今後のボランティア活動などに生かしてもらおうと、パーキンソン病患者の会「アヤベたんぽぽの会」と、あやべボランティア総合センターが企画した。
あやべ若者サポートステーションの音楽療法士、中沢あすかさんらが講師を務めた同講座は約20人が受講。最終講座では、自分たちで考えたセッションを実際に行うことにした。
最終講座には、パーキンソン病やリウマチの患者らが参加。4グループに分かれたセッションでは手話を始め、ハンドベルや太鼓、鳴子などの楽器も用いられ、体を動かすことによってリハビリにもつながる要素が盛り込まれた。
セッション後、グループワークが行われ、受講者と患者らの意見が集約された。患者側からは「体の痛みを忘れるぐらい楽しかった」という声もあった。
同センターは今後、音楽ボランティアの派遣要請があった場合、受講者の中でボランティア登録した人に対し、情報提供することにしている。