市消防本部と初の合同防災訓練
綾高東分校 AEDの講習も
川糸町の綾部高校東分校の全校生徒と教職員らが30日、市消防本部と合同で初めての防災訓練に取り組んだ。
複合的な災害が発生した際、生徒と教職員の安全確保や初期消火、救命活動などに連携して取り組むことを目的にした今回の訓練には、約200人が参加した。
放送で地震発生や校内での出火が伝えられると教員たちは消火栓から放水したり、担架で生徒を運んだ。
校舎の3階から「救助袋」を使って避難を体験した農業科3年の細見和音さんは「怖くなかったが、いざという時にパニックにならないようにしないと」と話していた。
避難場所の体育館に集まった生徒たちは、教職員や消防職員からAED(自動体外式除細動器)の取り扱い方を学んだ。