2011.09.09pickup01

府内外の初心者ら京野菜栽培に挑戦

府立農大校で講座スタート

京野菜栽培

鍬を手に畑のうね立てをする受講者ら(位田町で)

京野菜の「聖護院(しょうごいん)ダイコン」と「聖護院カブ」の栽培方法を学ぶ講座が7日、位田町の府立農業大学校で開講。初日の実習で受講者たちは鍬(くわ)を使って畑の荒起こしやうね立てのほか、種まきをした。

同校は、数年前から「野菜作りの基礎を学びたい」という人を対象にした入門講座を開催している。今年度は、「京野菜栽培技術習得講座」と題した講座を今月7日から11月4日までの4回シリーズで行うことになった。

定員20組で受講者を募集したところ、19組25人から申し込みがあった。受講者の住所は綾部市や福知山市、舞鶴市、船井郡京丹波町、京都市、宇治市、相楽郡精華町など府内がほとんどだが、岡山市からの1組2人もいる。

年齢は23歳から75歳まで幅広く、40代の人が全体の約3割を占めた。性別は男性が15人、女性が10人。受講理由について「実家に畑があって母が野菜を作っており、自分も基礎を学びたいと思った」と言う男性もいた。

初日は開講式に続いて行われた講義では、土作りや施肥、連作障害などについて説明された。この講座の実習では、受講者一人ひとりが「マイ畑」で責任を持って栽培するのがポイント。受講者たちは、真夏を思わせる日差しが照りつける中、担当する畑での作業に励んでいた。

2回目の講座は今月28日にあり、実習では間引きや追肥、除草などを行う。

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