被災地の早期復興も祈願
並松町 熊野新宮神社で「水無月大祭」
並松町の熊野新宮神社(出口孝樹宮司)で28日、江戸時代から継承され今年で313回目となる「水無月大祭」の神事が厳粛に営まれた。
同大祭には山崎善也市長や木下芳信市議会議長を始め、市内の各界各層の代表者約50人が参列。今年は世界平和と家内繁栄、五穀豊穣に加え、東日本大震災の被災地の早期復興も併せて祈願された。
綾部太鼓保存会員による和太鼓演奏で同大祭の開始が告げられると、出口宮司と2人の祭員が本殿に入殿。出口宮司が読み上げた祝詞の中には福島県での原発事故による放射能被害が一日も早く収束することを願う言葉も盛り込まれていた。
参拝者たちは一人ずつ、神前に玉ぐしをささげて綾部の繁栄を祈っていた。