初の消防車の運転研修
市消防団が水防訓練と併せて
市消防団(西安榮樹団長)の水防訓練が22日、川糸町の市交通公園一帯であり、併せて消防自動車の運転技術研修も行われた。
水防訓練は毎年、梅雨入り前のこの時期に実施されているが、緊急自動車の運転技術研修は今年初めて。昨年、兵庫県であった講習を市消防本部の田中初・施設担当長が受講し、消防団員にも技術を指導することにした。
この日の訓練には12分団から班長以上の消防団員179人が参加。うち運転技術研修では、各分団から2人の計24人がポンプ車を使った実技講習を受けた。
研修の内容は、狭い路地での走行や、袋小路になった場所でのハンドルの切り返し、内輪差を踏まえた運転など。
市消防職員による実演のあと、消防団員たちは車両の誘導や運転などの実習に臨み、会場には団員らの車両を誘導する大きな声が響いていた。
また、雨が降る中で行われた水防訓練で、消防団員たちは土嚢(どのう)を積み上げるなどの訓練を実際の現場さながらに取り組んでいた。