綾部八幡宮で「お田植式」
募金をする人の姿も
3日、宮代町の綾部八幡宮(奈島正倫宮司)で春季大祭が営まれ、祭礼に引き続いて民俗芸能の「お田植式」が奉納された。
今年は東日本大震災に配慮して、境内には義援金の募金箱が設置され、募金をする人の姿も見られた。
お田植式は、暦を見て苗代の準備をするところから、田植えの終了までをコミカルに演じる民俗芸能で、五穀豊穣を願って奉納される。
この日は、4月とはいえ冷たい風が吹く天候となったが、多くの見物客が来場。奈島宮司の演技に大きな笑い声も起こっていた。このほか、境内にはしきりにシャッターを押すアマチュアカメラマンや、祭事の一部始終を納めようとビデオカメラで撮影する人の姿も多く見られた。
お田植式のハイライトである田植え終了を祝う練り込みの場面では、「さんやれ」の掛け声とともに踊る演者らに、訪れた人たちから大きな拍手が送られた。