2011.02.25pickup01

3千万円目標に頑張ろう!

JA綾部紫ずきん部会が総会

新部会長に大西洋爾さん

JA綾部紫ずきん部会

就任のあいさつをする綾部紫ずきん部会の新役員ら(里町で)

 京のブランド産品にもなっている黒大豆枝豆「紫ずきん」の綾部市内の生産者で組織するJA京都にのくに綾部紫ずきん部会(岸本章三部会長)の平成22年度総会が22日、里町の市中央公民館で開かれた。

 紫ずきんは府内各地で生産されているが現在、最も栽培面積が広く、出荷量が多いのは福知山市夜久野町。紫ずきんは一キロ当たりの単価が900円で、他の作物に比べて高いこともあり、綾部市内でも年々、生産農家や栽培面積が増え、「産地化」しつつある。

 しかし、昨年は6月下旬から7月中旬にかけての降雨や夏場の猛暑などの影響で病気や害虫による被害が多発し、各地とも出荷量が前年と比べて激減。そんな中、綾部市では10アール当たりの収穫量が380キロあり、府内トップとなった。

 総会には部会員を始め、JAや行政関係者ら合わせて約50人が出席。昨年の綾部市内での実績は、出荷者数79人▽栽培面積641・4アール▽総出荷量24・4トン▽販売額2143万円―となったことが報告された。

 今年の事業計画として研修会などを通して互いの栽培技術の向上を図りながら、同部会では「栽培面積650アール」「生産量33・3トン」「販売額3千万円」を目指すことが示された。JA京都にのくには管内3市全体の販売髙の目標を「1億円以上」にしている。

 また、「紫ずきんがほしい」という消費者ニーズに応えるため、宮代町の農産物直売所「彩菜館」で今年も秋の収穫期に取り扱う予定。同部会の予算にも初めて「販売促進費」が計上された。

 総会後は、昨年の栽培や販売の状況分析のほか、農薬の適正使用などに関する研修会も行われた。

 また、任期満了に伴う役員改選も行われた。新役員は次のみなさん。任期は2年。

 部会長=大西洋爾▽副部会長=大石将文▽同(会計兼務)=岩崎茂治▽運営委員=上原裕、藤野均、大田好和▽監事=永井静枝、内田修

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