14年ぶりに300件以下に
綾部署 昨年の刑法犯認知件数
綾部署(村山守署長)はこのほど、平成22年の綾部市内の治安情勢を発表した。それによると、刑法犯の認知件数は21年と比べ大幅に減少しており、282件となった。刑法犯認知件数が300件を下回ったのは8年以来14年ぶり。
当年の認知件数は前年に比べ50件、率にして15・1%の減少だった。この減少率は府下の警察署の中で最も大きかった。過去最多の認知件数は14年の603件で、これと比較すると当年は321件(53・2%)とほぼ半減したことになる。
刑法犯の内訳をみると、最も多いのが窃盗の207件。このうち侵入盗は37件(前年比増減なし)、乗り物盗が68件(同19件減)、非侵入盗が102件(同1件増)となった。
一方、交通事故の発生件数は136件で前年と比べ14件減ったものの、事故による死亡者数は4人で前年の1人より3人増えた。
死亡者数のうち3人が高齢者で、うち2人が道路横断中であったことから、同署ではドライバーへの指導はもちろん、高齢者への交通安全指導にも力を入れていきたいとしている。