2010.11.10pickup02

夜間の入所者避難を検証

八津合町の「あたご」で火災想定訓練

火災想定訓練

建物に残っている入所者の救出に当たる消防職員ら(八津合町で)

 9日から15日まで秋の全国火災予防運動が展開されているが、市消防本部は8日、八津合町の小規模特別養護老人ホーム「あたご」(石角誠施設長)と合同で実火災を想定した消防訓練を行った。

 訓練は夜間に同施設の西ユニットから出火したという想定で実施。老人ホーム側には夜間の職員が少ない時間帯にどうやって入所者を避難させるかを検証する機会となり、市消防本部側には高齢者の避難に対応するための訓練として同施設を訓練場所に選んだ。

 訓練ではまず、宿直の職員2人が消防署への連絡と高齢者の避難誘導を開始。その後、消防職員らが駆け付け、消火訓練をすると同時に一人ひとりの名前を確認しながら、建物に残っている入所者の救出に当たった。

 石角施設長は「職員にはいい経験になったと思う。利用者の安全確保のためにも、今後も継続的に訓練をする必要性を感じた」と話していた。

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