2010.9.22pickup02

産学連携で産業振興を

中丹ものづくり人材育成推進会議が初会合

中丹ものづくり人材育成推進会議

「中丹ものづくり人材育成推進会議」の1回目の会合(味方町で)

 府中丹広域振興局はこのほど、「中丹ものづくり人材育成推進会議」の1回目の会合を味方町のホテル綾部で開いた。同会議では、中丹地域の教育・職業訓練機関と企業が連携した取り組みを進めることによって、長期的な視野に立った地域産業の振興を目指す。

 会合には約40人が出席。初めに同会議の設立趣旨について説明があり、企業側が「求める人材」について意見を述べた。その中で、「基礎学力」や「コミュニケーション能力」のほか、「海外の企業との取引も増えており、英語を話せる人が必要になっている」といった声もあった。

 このあと、舞鶴工業高等専門学校と京都職業能力開発短期大学校、福知山高等技術専門校、府立工業高校の校長が各校の現状などについてそれぞれ話をした。また、民間企業が独自に設置、運営している綾部工業研修所の紹介もあった。

 意見交換の中で、企業の製品開発に対する技術指導を前向きに考えている学校もあった。また、舞鶴高専の校長は、中丹地域出身の学生が少ないため卒業後、多くの人材が他の地域に流出している状況について説明した。

 同会議は12月に第2回、来年3月に第3回の会合を開く予定。

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