2013.11.20pickup01

上林氏末裔が〝里帰り〟

四方英生さんの案内で

上林平入家の末裔の一行が16日、初めてツアーとして上林地域を巡り、ルーツをたどった。

上林城址で四方さんから説明を受ける「上林平入家」の一行(八津合町で)

 かつて何鹿郡の上林荘一円を支配し、後に宇治茶師として幕府などの手厚い庇護(ひご)を受けた上林家。その一族の一つ「上林平入家(へいにゅうけ)」の末裔(まつえい)の一行が16日、初めてツアーとして綾部市上林地域を巡り、自らのルーツをたどった。

 上林平入家は、明治期に茶業から呉服店に転業。第14代当主の上林純一さん(65)=米国在住=は元医師で、現在は大塚製薬工場の特別顧問を務めている。一族の末裔に当たる親類は約30人。京都や関東方面に散らばっているが、「上林いとこ会」と題して毎年、交流を続けているという。

 この会の中で「上林家のルーツをたどりたい」との案が挙がり、実現したのが1泊2日の今回のツアー。初日の15日には宇治市の宇治上林記念館や菩提寺の平等院、上林氏一族で唯一茶業を続ける「上林春松本店」も訪問。第14代上林春松氏と対面し、ルーツについて話を直接聞いた。

 16日の案内役は、上林川流域の歴史をまとめた書籍「上林七里野」を編集した四方英生さん=睦合町。以前、上林純一さんが綾部市を訪れた際、JR綾部駅前の観光案内所で著書を手に取って感銘を受けたことから、今回の案内を依頼したという。

 今回の訪問先は、戦国時代の再建の際に上林一族の十数名が大きくかかわったとされる睦寄町の光明寺や、上林氏の居城の城跡である八津合町の上林城址、上林家の墓所とされる上林殿塚(五泉町)など。

 八津合町の上林山荘では昼食後に四方さんが講演。上林と宇治の関係や茶のルーツなどについて詳しく説明を受けたあと、実際に上林城址に登り、頂上からの絶景も堪能した。

 一行はそれぞれ歴史や事実関係について積極的に質問。上林純一さんは「大満足です。アメリカから来たかいがありました」と話し、親族らと喜びを分かち合っていた。

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