ピンホールカメラ写真展 梅原隆さん
12月10日まで七百石ギャラリーで
七百石町の七百石ギャラリーで18日から一風変わった写真展が始まった。展示されている作品約20点は、すべてピンホールカメラで撮影されたもの。どの作品にも通常のカメラで撮影したものと違った独特の雰囲気が漂っている。
出展しているのは梅原隆さん(65)=上野町。写真を趣味の一つにしている梅原さんは、5年ほど前からピンホールカメラに興味を抱き、自作のカメラで撮影を楽しむようになった。
中判カメラ用のブローニーフィルム(120フィルム)を収めるピンホールカメラ本体は、バルサ材を使用した箱型。梅原さんは、これをベースに既存のカメラ(ニコンS―3、ライカ0型など)に外観を模したものも作っている。
展示作品の中には、グンゼ記念館や安国寺、高倉神社の秋祭りなど綾部市内で撮影したものもある。梅原さんは「写真を見て、ピンホールカメラのことを少しでも多くの人に知ってもらえれば」と話している。
作品展は12月10日まで。開催時間は午前11時~午後5時で、定休日は水・土曜。入場無料。
<ワード> ピンホールカメラ 直径0・2㍉ほどの小さな穴がレンズの代わりになることを活用したカメラ。穴を手動で開け閉めすることによって、箱の中に光を取り込み、被写体の画像をフイルムに焼き込んだあと、現像、プリントして作品に仕上げる。