2013.05.13pickup01

稲木干しの風景復活へ

五泉町 市志地区の住民グループ

第1弾として都市住民らと手植えによる田植え

市志の住民グループ

住民らの指導を受けて田植えを楽しむ参加者ら。奥にあるのが秋に使う稲木(五泉町で)

 五泉町市志地区の活性化に取り組む住民グループ「水源の里・市志活性化事業」(阪田薫代表)が、昔ながらの「稲木干し」のある里山風景を、一般参加者とともにイベントを通して復活させる企画をしている。11日には最初の行事として「田植え体験」を開催。雨天の中、府内外から約30人が参加し、手作業の田植えに挑戦した。

 収穫した稲を稲木に掛けて天日乾燥する「稲木干し」は、コンバインの普及で近年急速に姿を消し、市志地区でも一昨年を最後にやる人がいなくなった。

 そこで、同グループではその風景を復活させて多くの人に見に来てもらうことで地域を活性化しようと計画。府の支援事業を利用して参加者を広く募集し、都市農村交流も兼ねたイベントに仕立てた。

 インターネットなどを通じて募集したところ、京都府南部、大阪、滋賀など遠方からも多数が参加。JR京都駅から送迎バスも出して、現地へと招いた。

 使用する田んぼは、地元住民から借りた4枚(約1500平方㍍)。参加者らは一列に並び、田植え縄を目印に手作業で苗を植える昔ながらの作業での田植えに挑戦した。

 大阪府茨木市から娘と参加した石川薫さんは「初めてだが、思ったより簡単」とニッコリ。気合たっぷりに裸足で田に入った宇治市の谷口佳子さんは「足が冷たいけど、10年ぶりの田植えで気持ちいい」と作業を楽しんでいた。

 次回は9月上旬ごろ、収穫と稲木干しの体験イベントを計画。田んぼには高さ4㍍、幅18㍍ほどの稲木が組まれたままで残っている。そこに稲を干した風景が10日間くらいは楽しめる予定。

 阪田代表は「田んぼの用水に谷水を使っているので夏枯れだけが心配だが、秋にもたくさんの方に市志に来ていただきたい」と話していた。

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