2013.04.08pickup02

「お田植式」再興20年

綾部八幡宮で春季大祭

お田植式

お田植式では出演者たちが笛や太鼓などのリズムに合わせて「田植え」作業を演じるなどした(宮代町で)

 宮代町の綾部八幡宮(奈島正倫宮司)で7日、春季大祭が営まれ、祭礼に引き続いて、昔の米作りの様子を伝える民俗芸能「お田植式」が奉納された。200年の歴史があるといわれるお田植え式は、半世紀余りの間、中断があったものの、関係者の努力で平成6年に再興。今年で奉納20回目となった。

 今年の春季大祭は、時折り小雨に見舞われたため、お田植え式の舞台は本殿前にテントを設営して設けられた。

 「田起こし」や「草まき(施肥)」「鳥追い糸つむぎ」「田植え・直会」など14種類の所作があるお田植え式には、奈島宮司を始め、八幡宮と若宮、笠原、二宮、熊野新宮の5神社の総代らが出演。

 綾部八幡宮お田植え式保存会の会員や綾部中学校の女子生徒らが奏でる笛や太鼓、鉦(knw)のリズムに合わせて、出演者たちが農作業をユーモラスに演じると、見物者の中にはカメラを構える人もいた。

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