2013.02.15pickup01

原子力災害対策の計画案

パブリックコメント募集

25日まで

パブリックコメント募集

大飯原発に関しては、UPZが半径32.5㌔に拡大

 市はこのほど、市地域防災計画(原子力災害対策編)の修正案と市原子力災害住民避難計画案をまとめた。原発事故が発生した時の「緊急時防護措置を準備する区域」(UPZ)を高浜原発から半径30㌔、大飯原発から半径32・5㌔に設定した同計画案に関するパブリックコメントを、市は今月25日まで受け付けている。

 福島第一原発の事故を教訓に国は昨年10月、原子力災害対策指針を見直し、UPZを30㌔に拡大した。それに先がけ、市は30㌔圏内の住民の避難先も盛り込んだ市原子力発電所防災対策暫定計画を昨年7月に策定している。今回、国から示された地域防災計画作成マニュアルなどに基にしながら、防災計画を見直した。

 市地域防災計画(原子力災害対策編)の修正案は、総則▽原子力災害事前対策▽緊急事態応急対策▽原子力災害中長期対策―の計4編から成る。

 綾部市内のUPZは、高浜原発に関しては暫定計画と同じエリアだが、大飯原発に関しては32・5㌔に拡大されたため、奥上林と中上林全域に加え、於与岐町の大又自治会も入るようになった。対象人口(今年1月1日現在)は高浜原発が9277人、大飯原発が1877人。

 また、住民避難計画案には、原発事故の拡大に伴って綾部市内での避難がUPZ圏外に及ぶ場合、状況に応じて福知山市や亀岡市へ避難することも記されている。

 市は、計画の修正案を公式ホームページでも公開。パブリックコメントは市役所総務課窓口のほか、ファクス(42・4406)や電子メール(somu@city.ayabe.lg.jp)でも受け付けている。   

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