2011.06.20pickup01

山ブキを特産品に!

中丹広域振興局

ブランド化や料理講習など…

生産、消費拡大に向け各種事業

山ブキを特産品に

内久井町では4年前から住民たちが休耕田で山ブキの栽培に取り組んでいる

 山ブキを中丹地域の特産品に! 中丹3市で採れる山ブキを「京の山蕗(やまぶき) 里いぶき」というブランド名で販売を始めるなど、府中丹広域振興局は山ブキの生産拡大に向けた取り組みを進めている。今年度は山ブキを使った料理レシピコンテストを実施し、入賞した作品の料理講習会がこのほど、里町の市中央公民館調理室で行われ、参加者たちは山ブキの新たな食べ方を学んだ。

 京都市中央卸売市場で取り扱われる府内産の山ブキの6割を中丹産が占め、市場関係者からも高く評価されている。昨年3月現在の山ブキの栽培面積は綾部市が285㌃、福知山市が678㌃、舞鶴市が28㌃となっている。

 同広域振興局は荒廃農地の解消も兼ね、山ブキの栽培を推進している。山ブキは日当たりが悪い田んぼでも育つほか、鳥獣被害が少ない。管理作業も軽度であるため、高齢者や女性でも取り組みやすい作物となっている。また、市場単価が一㌔当たり500~700円で、一定の収入も見込まれる。

 同広域振興局は山ブキの生産拡大と併せ、消費拡大を図るために一般公募でブランド名を決定。「京の山蕗 里いぶき」は、幟旗(のぼりばた)や出荷用の箱などにも使用されるようになった。

 また、「佃煮」というイメージが定着している山ブキの新たな調理方法をPRしていくため、レシピを公募したところ、府内全域から50点の応募があった。応募作品のほぼ半数は総菜関係で、スイーツも10点あった。

 審査の結果、優秀賞に「山蕗のちくわのかき揚げ」と「ふきの白あえ」の2点、優良賞に「山蕗と鮭(さけ)の炊き込みおこわ」と「イタリア~ンな山蕗のお菓子」「山蕗と鯖缶(さばかん)の炊き合わせ」の3点が選ばれた。

 入賞作品を中心にした山ブキ料理を実際に作って味わい、普及につなげていくために催された講習会には、食生活改善推進員や加工グループの関係者ら25人が参加。講師は福知山市の「ヒロコクッキングスクール」の西山寛子さんが務めた。

 調理後、試食した参加者からは「山ブキの幅広い使い方があることに驚いた。所属しているグループのメンバーにも教えてあげたい」という声もあったという。

 同広域振興局は今後、山ブキ料理のレシピの普及にも努めることにしている。

 山ブキ栽培について問い合わせは、府中丹東農業改良普及センター(電話42・2255)へ。

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