かなづちを手に卒園記念品作る
綾部幼稚園の園児ら
幼稚園での思い出の品を手作りしよう―と5日、上野町の綾部幼稚園(中村紀美代園長)の園児26人が木製の整理箱作りに取り組んだ。園児が思い思いに飾り付けをして仕上げる作品は、24日の卒園式で修了証書と一緒に渡される。
木箱作りには同園の前PTA会長で建築業を営む大嶋義夫さん(38)ら二人が協力した。大嶋さんは、不用になった木材を同園に無償で提供した。
大嶋さんは以前から同園を訪れ、園児たちに釘(くぎ)の打ち方を指導したり、子どもが入れる広さがある木造の「家」を一緒に作るなどして子どもたちと交流してきた。
この日、園児たちはかなづちを慣れた手つきで「トントン」。釘を打つ際、板がずれないように、ほかの子が手助けするなど、みんな一生懸命、製作に励んでいた。