2010.12.08pickup01

市内の3人と2団体を農林水産功労表彰

府農林水産フェス

長澤勝美さん、渡邉隆さん、田中幸雄さん、府猟友会綾部支部、両丹いきいきファーム

梅原岩男さんは「農の匠」の認定受ける

 平成22年度「府農林水産フェスティバル表彰式典」がこのほど、京都市内で開かれ、農林水産業功労者として綾部市内の3人と2団体が知事表彰されたほか、「農山漁村伝承優秀技能認定」の「農の匠」に1人が選ばれた。

 農林水産業功労者の表彰を受けたのは、長澤勝美さん=高津町▽渡邉隆さん=十倉志茂町▽田中幸雄さん=於与岐町▽社団法人・府猟友会綾部支部猟友会(篠塚浩行代表、131人)▽両丹いきいきファーム(中田義孝代表、7人)。また、梅原岩男さん=西原町=が「農の匠」に認定された。

 農林水産功労者のうち、長澤さんは優れた技術で優良な和牛子牛の生産を続けるとともに、京都丹の国和牛改良組合長などの役員を歴任。畜産業の振興と発展に貢献した。

 水稲栽培の受託作業も積極的に行っている渡邉さんは、耕作放棄地解消に努め、畜産農家と連携して毎年、堆肥を投入した土壌作りに取り組むなど、環境に配慮した生産を続けている。

 ミニトマトをハウス栽培する田中さんは、独自の養液配合や自作の誘引器具を使った主枝管理などの技術で農作業の省力化を図っている。「技術改良・伝承・研究者」部門での表彰。

 府猟友会綾部支部猟友会は、昭和25年に設立。多年にわたって有害鳥獣による農林水産物の被害防止のため、組織的、効率的な駆除活動を行っている。また、野生鳥獣の生息調査にも協力している。

 両丹いきいきファームは、平成15年に設立された農業生産法人。茶生産農家の高齢化などに伴い、耕作放棄の危険がある茶園を受託栽培するなどの事業を通して、両丹茶の振興に努めている。担い手育成にも積極的に取り組んでいる。

 また、「農の匠」の梅原さんは、「自給飼料による和牛子牛育成」の優れた技術が評価された。耕種農家と連携して自給飼料の安定、多収栽培を実現し、子牛に最適な飼料給与体系を確立するなどした。

タイトルとURLをコピーしました