「安全・安心」は「まちの資産」
220人出席し、市民大会
第6回「安全・安心のまちづくり綾部市民大会」が15日夜、西町1丁目のI・Tビルで約220人が参加して開かれた。
同大会の主催は、市内の161団体で構成する「市安全・安心のまちづくり推進協議会」と、市と5更生保護団体で構成する「社会を明るくする運動綾部地区推進委員会」。
大会では山崎善也市長の開会あいさつのあと、綾部署員や綾部交通安全協会女性部の会員らが交通安全に関する寸劇を披露。続いて綾部署生活安全課の織田将彰課長が「高齢者を犯罪から守るために」を演題に講演した。
織田課長は、「振り込め詐欺」や「悪質商法」などの被害に遭わないために、個人が犯罪の手口と対処方法を学んで「抵抗性」を高めるだけでは不十分で、「監視性」と「領域性」を併せて高める必要性を強調。
「監視性」や「領域性」を高めるためには地域全体での取り組みが大切とし、織田課長は「『安全・安心』は『まちの資産』。防犯について多くの人が考えれば、いろいろなアイデアが生まれてくる。できることを無理せずに続けていくことが大事」と述べた。
このあと、綾部防犯協会の松田安弘会長が登壇。「安全と安心を実感できるまちづくりに向け、相互に助け合い、努力していくことを誓います」といった内容の大会宣言を出席者全員で唱和した。
閉会のあいさつは市保護司会の河﨑雪雄会長がした。