福井県境に「峠」直売所
住民グループ「水源の里・老富」
9月から 毎月第1土・日に開設
老富町の住民グループ「水源の里・老富」(酒井聖義代表)は9月から毎月第1土・日曜に福井県境にある老富会館で手作りのおにぎりなどを販売する「栃の里『峠』直売所」を開いている。11月の〝営業日〟は6日と7日。2日には住民たちが準備作業に取り組んだ。
メンバーの一人、西田愛子さんによると、3年前から夏季限定で老富会館を「峠の無料休憩所」として、海水浴に行き来するドライバーらにおにぎりや冷たい飲み物を販売して好評となっていた。
今年はこの活動を秋以降も継続し、少しでも地域おこしにつながればと、9月から直売所を開くことにした。
初回はおにぎり1個80円や当日朝に収穫した野菜のほか、トチの実やヨモギを材料にした手作りのあられ1袋100円などを販売した。
10月からは、ぜんざい1杯250円を加えた。ぜんざいは午前10時の開店時刻に間に合うように朝から餅をついて準備したという。
直売所には上林地域の人たちが訪れたほか、府道を通るドライバーやサイクリングを楽しむ人たちも立ち寄った。10月は2日間で70人ほどの来客があった。
2日の準備作業には6人が参加。午前8時頃から老富会館付近の府道沿いにのぼり旗を立てたり、同会館の玄関に「ぜんざい」「やさい」と書いたのれんを取り付けた。
6日と7日の営業日には、新米や水源の里のキャラクター「しずくちゃん」のストラップも1個530円で販売する。
準備作業に汗を流した女性らは「世話をした野菜が売れたらうれしい」「来て頂く人があると、やりがいになります」と話していた。栃の里「峠」直売所の営業は午前10時から午後3時頃まで。