秋の夜の本堂に流れる調べ
宝住寺でお月見プチコンサート
味方町の臨済宗宝住寺(河野義方住職)で26日夜、今年で9回目となる「お月見プチコンサート」が催され、檀家の人を始め多くの市民が訪れて、秋の夜の本堂に流れる音楽に耳を傾けた。
新しい本堂が完成した平成12年の翌年から毎年、開催している。今年は第1部として琵琶の演奏、第2部としてMAF管弦楽団の有志17人による弦楽合奏や管楽器の独奏などが行われた。
うち、琵琶を演奏したのは兵庫県丹波市にある成徳寺の河合宗徹住職。河合さんは全国に1千人という琵琶奏者の一人で、この日は「白隠禅師坐禅和讃」と「敦盛」を、朗々とした声と物悲しい琵琶の音で表現した。
また、会場内には檀家でもある四方國裕さん(65)=宮代町=が撮影した野鳥をメーンにした写真も展示され、注目を集めていた。